腰椎椎間板ヘルニアの改善法

どうも!はぎおまさるです!

日本全国津々浦々、転勤で30有余年住み歩き還暦を迎えた経験から、ファイナンシャルプランやヘルスケアを発信しています。 本稿は、提携先のヘルスケア情報サイト「毎日が発見ネット」より、有益な情報を抜粋してお届けしています。

前かがみだと痛い! 腰椎椎間板ヘルニアの人は「腰反らし体操」で改善を/坐骨神経痛

記事更新日:2019.03.11

坐骨神経痛とは、腰から足にかけて延びている坐骨神経が、さまざまな原因によって圧迫されたり、刺激されたりすることであらわれる、痛みやしびれなどの症状を指します。

横浜脊椎脊髄病センター長の田村睦弘先生

坐骨神経痛の原因となる病気はいくつかあり、また、症状がよく似ていても坐骨神経痛ではない場合もあります。そこで、平和病院副院長で横浜脊椎脊髄病センター長の田村睦弘先生に症状の見極め方や治療方法、痛みを改善するセルフケアのやり方などを教えていただきました。

横浜脊椎脊髄病センター長の田村睦弘先生

前の記事「自己管理で自然治癒も多い! 腰椎椎間板ヘルニアの人が注意すべきこと/坐骨神経痛(18)」はこちら。

前かがみの姿勢で痛む人は腰を反らす体操を習慣に!

腰椎椎間板ヘルニアは、前かがみの姿勢が多いと悪くなります。それは、立位に比べて前かがみの姿勢の方が、椎間板の内部にかかる圧が高くなるため。椎間板に大きな圧がかかることで、飛び出した椎間板が神経を圧迫し、痛みがあらわれます。腰を無理なくゆっくりと反らす体操を行うことで、腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛や坐骨神経痛の改善が期待できます。

横浜脊椎脊髄病センター長の田村睦弘先生

●マッケンジー法

坐骨神経痛_イラスト3.jpg

(1)うつぶせになります。

(2)腕立てふせをするときのように手を胸の横に置き、手のひらからひじまでを床につけます。

息を吐きながら、ひじを支えに上体をゆっくりと起こして背中を反らします。

(3)体に力を入れずに、数秒間腰を反らしてから体を元に戻します。

(1)~(3)を10回繰り返します。

体の柔らかい人は!

(1) うつぶせになります。

(2) 腕立てふせをするときのように手を胸の横に置き、手のひらを床につけます。

息を吐きながら、ゆっくりと手のひらで床を押し、腰を反らします。

腕がいっぱいに伸びるところまで行いましょう。

(3)体に力を入れずに、5分ほど姿勢を保ち、ゆっくりうつぶせに戻ります。

腰を反らせるときは背筋(はいきん)をまったく使わずに行うようにします。おへそを床から浮かせないようイメージしましょう。呼吸をしながら、無理せずに行えるところまででかまいません。痛みが強くなったり、痛む範囲が広がったりする場合は、すぐに中止します。また、腰部脊柱管狭窄症の人は、この体操を行うと症状を悪化させることがありますので、注意してください。

腰を反らす体操は、朝起きたときや夜寝る前などに行うのがおすすめです。期間については特に決まっていませんが、長期間続けても症状が改善しない場合や症状が悪化する場合は他に原因があることも考えられます。整形外科や脊椎専門外来で相談しましょう。

横浜脊椎脊髄病センター長の田村睦弘先生

取材・文/笑(寳田真由美)

<教えてくれた人>

田村睦弘(たむら・むつひろ)先生

平和病院副院長・横浜脊椎脊脊髄病センター長、高月整形外科病院・脊椎センター長兼任。日本整形外科学会認定整形外科専門医。日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医。『完全図解 坐骨神経痛のすべて 自分で治すプログラムつき』(主婦の友社)、『女性のつらい「坐骨神経痛」はこうして改善する!』(PHP研究所)など著書多数。

腰椎椎間板ヘルニア〔ようついついかんばんへるにあ〕

記事更新日:2018.05.01 腰椎の椎間板が後方に脱出し、神経根を圧迫して、腰や足の疼痛(とうつう)やしびれ、まひなどの神経根症状をきたしたものを腰椎椎間板ヘルニアといいます。20歳代から50歳代の人に多くみられますが、10歳代の若い人や高齢者にもしばしばみられます。

[症状]
 年齢や神経根症状の程度により異なりますが、典型的な若い人のヘルニアでは腰を前に曲げるのが困難な場合が多く、その際に腰痛と片側の坐骨神経痛が増強します。姿勢では腰の前屈、中腰、椅子に座ることが痛みのため不自由になりますが、より重症なものでは歩行が困難になったり、安静にしていても痛みが強い場合があります。さらに重症な場合には足に高度のまひが生じたり排尿が障害されたりします。
 高齢者の椎間板ヘルニアでは足の痛みが強く、歩行が障害され、日常生活動作がより強く制限されやすい傾向があります。
 ラセーグテストといって、片足をひざを伸ばした状態で上げていくと、痛みのために動きが制限されるのが特徴です。MRI(磁気共鳴画像法)検査により椎間板の局所的な突出がみられます。

[治療]
 脱出したヘルニア組織は自然に吸収される傾向があります。軽症例では中腰や長時間の座位、あぐらといった椎間板に負担のかかる姿勢、動作を避けるだけで自然に軽快することが期待できます。
 急性期には消炎鎮痛薬を内服したり、神経ブロック治療をおこない痛みを軽減させると同時に、痛みを生じる動作を避けるようにします。特に中腰や椅子に座るのはできるだけ避けるようにします。車の運転も症状悪化の原因となります。数週間の経過で痛みはしだいに軽減し、2、3カ月の間に軽快することが多いのですが、いつまでも痛みのために生活動作や仕事が制限される場合には手術療法が必要となることがあります。
 手術は背側からヘルニアを取り出します。良好な回復が期待できます。最近では内視鏡を用いた手術もされるようになりました。軽快したあとも、姿勢や動作に注意することが重要で、中腰やあぐら、長時間の車の運転はできるだけ避けるようにします。オリジナルサイトへ

関連商品

馬具マットプレミアムEX

腰が気になるあなたへ!

商品説明

内容紹介

座り姿勢が悪い、腰痛がある方へ安心して楽に座れる馬具マットプレミアムEX

人気の馬具シリーズから馬具マットプレミアムがパワーアップして登場 馬具職人・整体師・家具職人の3人のプロが作るこだわりの商品 です。

馬の鞍の安定構造を再現 さらに腰回りを包む形状でしっかり腰を支えます。 長時間良い姿勢で安定して楽に座ることが出来る商品です。

生地も選び抜かれた高級感のある生地を使用。 別売りの専用カバーはオリーブ・ブラウン・レッドの3色でお部屋に合わせて選べます。

床・椅子など安定する場所であればどこでも使用可能。場所も取りません。 持ち運びできる重さなので移動も楽々。


次の記事です

デイサービスなのに血圧が高くて入浴できない