「擦り傷には消毒液を塗った方がよい」ってホント?

どうも!はぎおまさるです!

日本全国津々浦々、転勤で住み歩き飲み食べ歩いた経験から、ヘルスケア情報を発信しています。

本稿は、提携先より、有益な情報を抜粋してお届けしています。今回は、「擦り傷には消毒液を塗った方がよい?」医療の常識・非常識」です。

記事更新日:2019.04.06

医師に聞いた「擦り傷には消毒液を塗った方がよい」ってホント?/医療の常識・非常識

ひと昔前は、切り傷や擦り傷の手当てといえば、傷口を消毒してガーゼなどを当てて、乾かして治すのが主流でした。最新の治療法はどうなっているのでしょうか? 銀座スキンクリニックの坪内利江子先生に教えてもらいました。

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最近は、消毒をせず、乾燥させない「湿潤療法」という、これまでの常識を覆す手当てが注目を集めています。

人間が本来持っている「自己治癒力」を最大限に生かす治療法で、かさぶたを作るよりも早く、きれいに治すことができます。

ケガをすると、出血した傷口に血小板が集まり、血液を固め、滲出液(しんしゅつえき)と呼ばれる体液が染み出てきます。

この滲出液には傷を治すために必要な成分が豊富に含まれていて、これが傷口に作用して、傷を治します。滲出液が活躍するためには、傷口を乾燥させず、適切な湿潤状態を保つことが重要です。

消毒液は傷を治そうとする細胞にもダメージを与えてしまい、逆に傷の治りを妨げてしまいます。

水道水で傷口に入り込んだ砂や泥を洗い流せば十分です。

ガーゼで覆うと、滲出液がガーゼに吸い取られて傷口が乾燥し、かさぶたとなってしまいます。かさぶたは皮膚の再生を邪魔し、傷の治りを遅くさせます。

また、ガーゼを取り換えるときにくっついて、せっかくできた皮膚をはがしてしまうこともあります。

ドラッグストアなどで販売している湿潤療法用の絆創膏(ばんそうこう)などを利用するといいでしょう。

滲出液が染み出て、膨らんできたら交換します。3日に1回程度が目安です。

刺し傷やかみ傷、皮膚が裂けた場合などは、患部の奧深くまでばい菌が入り込んでいることがあるので、病院を受診した方がよいでしょう。出血が止まらない、腫れてくる、発熱を伴うなどの場合も同様です。

●湿潤療法

(1)患部を水道水や石鹸水できれいに洗う(消毒液は使わない!)。

(2)湿気を保つ絆創膏などで患部を保護する(傷口を乾かさない!)。

(3)滲出液が染み出て、膨らんできたら、交換する。

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取材・文/古谷玲子(デコ) イラスト/中川 透

<教えてくれた人>

銀座スキンクリニック

坪内利江子(つぼうち・りえこ)先生

1986年、日本医科大学卒業。医学博士。同大学麻酔科研修後、皮膚科勤務。パリのサンルイ病院皮膚科とハーバード大学皮膚科での勤務などを経て、2005年より現職。

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使用目的、効能又は効果

傷の被覆及び保護、傷口の皮膚接合、身体の創傷部位の支持等に用いる。

使用のお約束

*正しく使用しないとキズがわるくなる場合があります。中の説明書を必ず読んでからご使用ください。

●キズは水道水でよく洗う。

●ケガをしたらすぐ使う。

●切って使わない。

●消毒剤やクリームと一緒に使わない。

●ひどいキズ(深い、腫れている、ひどく痛む等)の場合は病院へ。

●キズの経過観察を怠らない。

使用上の注意

使用のお約束

*正しく使用しないとキズがわるくなる場合があります。中の説明書を必ず読んでからご使用ください。

●キズは水道水でよく洗う。

●ケガをしたらすぐ使う。

●切って使わない。

●消毒剤やクリームと一緒に使わない。

●ひどいキズ(深い、腫れている、ひどく痛む等)の場合は病院へ。

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商品説明

完全防水薄型仕様

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正しい使い方又は使用方法等

・傷が感染していないことを確認してください。

傷口を水道水や滅菌生理食塩水でよく洗い傷の周りの水分をしっかり拭いてください。※殺菌・消毒剤を使用した場合や、軟膏・クリームなどを傷口に使用した場合、水道水や滅菌生理食塩水で残さないようにきれいに洗い流してください。

個包装から本品を取り出し、必要な大きさに切り、ただちに使用してください。

テープ同士がくっつかないように、剥離紙をゆっくりはがし粘着面を汚さないようにして、できるだけテープ中央に傷口がくるように貼ってください。全体をよく押さえてください。

シワが入らないように注意して貼ってください。

シワが入ると防水性を損なう恐れがあります。

粘着面に筋状のくぼみが認められることがありますが製造過程で発生するもので品質上問題ありません。

使用上の注意

使用上の注意

1、重要な基本的注意

1)感染した傷には使用しないでください。また、傷が感染していると思われる場合は使用を中止し、医師にご相談ください。感染の目安は一般的に傷口の周りが赤く、熱を持ち、腫れやズキズキとした痛みが続きます。膿を持つこともあります。

2)使用中、発疹、発赤、かゆみ等が生じた場合は、すぐに使用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください。

3)深い刺し傷、筋肉・骨・腱が見えるような深い傷、動物や人に咬まれた傷、砂やホコリ等の異物が入り込んだ傷、かさぶたができている傷、にきび、湿疹、虫さされ、皮膚炎などの症状のある傷には使用しないでください。

4)2歳以下の乳幼児には使用しないでください。

2、その他の注意

1)個包装が破れたり、開けられたものは使用しないでください。

2)滲出液がもれたり、テープがはがれたりした場合は、すぐに新しいものに貼りかえてください。

3)はがす時は、皮膚を傷めないようにゆっくりとはがしてください。

4)傷を余裕をもって覆える大きさで使用してください。

5)2日に1度を目安に新しいものに貼りかえてください。

6)品質保持期限を過ぎたものは使用しないでください。

7)カットの際には清潔なはさみを使用してください。

8)角が丸みを帯びている方がはがれにくくなります。

保管上の注意

1、貯蔵、保管関係

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