令和~2020年の土用の丑の日はいつ?お薦めウナギ店6選


どうも!はぎおまさるです!
日本全国津々浦々、転勤で住み歩き、食したウナギのすばらしさを発信したいと思います。
特に暑くなる頃、とりわけ土用の丑の日になると日本人はウナギを欲します。
令和になった今年から2020年にかけての「土用の丑の日」はいつでしょうか?
そもそもウナギの正体は何なの?
ウナギとは
そもそもウナギとは文献によると、
ウナギ(鰻、うなぎ)とは、ウナギ科(Anguillidae) ウナギ属(Anguilla) に属する魚類の総称である。世界中の熱帯から温帯にかけて分布する。ニホンウナギ、オオウナギ、ヨーロッパウナギ、アメリカウナギ(英語版)など世界で19種類(うち食用となるのは4種類)が確認されている。
Wikipedia
温かい地域にしか棲まないのですね。
似た仲間に「ヤツメウナギ」とか「デンキウナギ」がありますが、分類学上違う仲間です。
食用されるのは「ニホンウナギ」
種類や地域によっては食用にされます。

日本では主にニホンウナギで、ご存知のように蒲焼や鰻丼にして食用されています。土用の丑の日になると急に需要が高まりますね!
土用の丑の日とは

土用は「期間」
ここで言う「土用」とは期間をさします。
「土用」は立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間の「期間」を示す言葉です。
そして、昔の暦では日にちを十二支(子・丑・寅・卯…)で数えていました。
つまり”土用の丑の日”とは、土用の期間におとずれる丑の日の事を指しているのです。
土用は毎年違うので、土用の丑の日も毎年変わります。
さらに、土用の丑の日といえば夏のイメージが強いかもしれませんが、下記にある通り年に何回かやってきます。
立夏・立秋・立冬・立春と、それぞれに土用があり、「季節の変わり目」ともいえるのです。
私なんか、いい大人になってからもしばらくは、土用の丑の日とは土曜日だと思っていました・・・・
令和以降の丑の日はいつ?
令和元年の丑の日は、
5月4日、7月27日、10月31日となります。
令和2年(2020年)の土用の丑の日は、
1月23日、4月16日、4月28日、7月21日、8月2日、10月25日、11月6日です。
ニホンウナギは何処で捕れるの?
古くから食文化に深い関わりを持っていて、漁業・養殖共に日本では広く行われていますが、近年ではウナギの枯渇が問題となっていて、中国など国外からの輸入が増えてきています。
北と南に長い日本の国土、スーパーなどの魚売り場に行くと、鹿児島産、宮崎産、徳島産、高知産、三河産、静岡産、浜名湖産、中国産、台湾産、 と店頭に並びます。
うなぎは日本の伝統文化です。
そもそもウナギの産地はどこが多いのでしょうか?
日本のウナギの産地
法的な産地を調べると、
一番長く養殖された場所が産地
シラスから出荷サイズになるまでに、一番長く養殖された場所。
と言うのが産地の定義です。
ウナギの養殖をするには、その子供、シラスウナギを大量に漁獲して育てなければなりません。
ウナギの子供は、はっきりとした場所については謎のベールに包まれてますが、遠い太平洋のはるか彼方から黒潮に乗って日本沿岸にたどり着きます。
養殖するには稚魚を捕獲します。

上記写真のように、天然のうなぎの稚魚を捕らなければ養殖は始まりません。これが大変な作業で、海や河口で、光によってくる稚魚(シラスうなぎ)を辛抱強く捕るのです。
ウナギの一番多い産地

グラフは、日本養鰻漁業協同組合連合会が毎年発表している都道府県別ウナギ生産量です。
鹿児島県が15年近く連続して全国一位となっており、有数な産地となっていることがうかがえます。
農林水産省の発表によると2015年度の生産量は約8,000トンにも及び、国内総生産量の約40%を占めています。鹿児島県の中でも、最南端に位置する大隅半島は県内屈指の生産拠点になっています。
鹿児島県、特に大隈半島の生産量が高い理由は、温暖な気候や豊富な水といった、生育に必要な要素が揃っていることにあります。大隈半島は、黒潮の恩恵により、日本のフロリダと呼ばれるほど温暖な気候の土地ですが、黒潮の流れはまた、うなぎの稚魚であるシラスウナギも運んでくれます。シラスウナギは謎が多くいまだ人工的に孵化させることができないので、シラスウナギが採捕できる大隈半島では必然的に養殖が盛んになったと言えます。
お薦めウナギ店6選
ウナギ店の数は数え切れないほどありますが、ウナギの収穫産地を中心に全国のお薦めウナギ店を10件ご紹介しましょう❗️
鹿児島県
うなぎの末よし

鹿児島は30年間の転勤生活の中で本当にお世話になった土地のひとつです。
お薦めは鹿児島県の中心部、天文館にて創業80余年、観光客だけでなく地元の人たちにも絶大な支持を受ける老舗店、「うなぎの末よし」です。
使用されるうなぎは大隅半島産、志布志湾で採捕されたシラスウナギをシラス台地で濾過された地下水で育てており、全く臭みが無く、ふっくらとした身の柔らかさは見事です。
そんな上質な鰻を創業から継ぎ足されている企業秘密の旨いタレと、備長炭で焼き上げられる芳ばしい香りが店内外を覆い尽くしています。
特質は味噌汁。末よしでは肝吸いではなく味噌汁です。 なんとのその中には肝が入っているのです。 肝味噌汁なんです!
おいしい鰻に気持ちが良い接客で身も心も満喫されますこと請け合いです!
愛知県西尾市
愛知県は熱田神宮にある「あつた蓬莱軒」の「ひつまぶし」にしようかと悩みましたが、ひつまぶしについては、別にご紹介することにします。なんといっても名古屋めしとは一線を画したかったからです。
うなぎの兼光

「三河一色うなぎを食べよう」! 鰻養殖会社の営む人気店
備長炭で香ばしく焼いて、秘伝のタレを2度つけるウナギの焼き方はパリパリ感強く、脂ぽく無くさっぱり感あります。白焼きもおススメ!丼もタレの感じが濃くなくてちょうど良いです

うなぎの養殖会社直営のうなぎ屋だけあって、かなりリーズナブル。ふっくらした焼き上がりのウナギはもちろんのこと、肝のプリプリした食感との対比も楽しめます。さすがは生産量第2位の愛知県だけあって懐が深いです。
一つに絞れなかったのですが、「三河一色」ブランド、直営が決まり手。
宮崎県
入船

愛知県に次ぐ生産量日本第3の宮崎県だけにレベルが高いです!
宮崎県でも西都という決して都会ではない町にあり行列の絶えない超有名店です。創業100年以上、決して安くはないのですがいつも超満員です。

2階に座敷もあります。特上定食は鰻重に白焼きのヌタ、大豆の汁の呉汁、骨せんべいと肝焼き、ご飯に香の物といった豪華な構成。
さらに呉汁も底の方は砕かれた大豆がたくさん残ってて、味はもちろん食感も楽しい。肝心の鰻は、関西風でしっかり焼かれて、ふっくらとして、厚みがあり、味、サービス共に申し分無しです。
静岡県浜松
静岡県でウナギといえば浜松でしょう。浜松は餃子でも有名ですが、餃子は日光のある栃木県へひとまずお預けしましょう・・・
うなぎ料理あつみ

JR浜松駅から徒歩約5~6分の商店街にある鰻屋さんです。明治40年創業、100年以上続く老舗。
うなぎは全て浜名湖産のものを使用しています。
店内は、それほど広くはなく、手前のテーブル席に奥の座敷で全部で35席。中央の生簀にウナギが泳いでいます。
メニューは基本的にウナギしかなく、うな丼、うな重、かさねとあり、ウナギはすべて一緒で、うなぎの量やうなぎの入れ方が違うのみです。白焼きをつかった白丼、きも焼き、かぶと焼き、香味焼き・・・・

ウナギの量が凄いんです!一匹を使ううな重、うな丼は、ご飯の上の大きめのうなぎ2切れ。画像参照!つやつやとしてきれいに焼き上がりです。肉厚で柔らかく、全体的にふんわりしています。タレは甘めですが、それほど主張が強くなくご飯によくあいます!

産地以外からは東京、千葉から1件ずつお薦めします
ただし、行きつけなので独断と偏見になるのかもしれません。
東京都上野不忍池
伊豆栄本店

東京の鰻店で1・2を争う老舗の名店でありながら、決して敷居が高くなく、不忍池や上野動物園のシャンシャン見学の前後にでもふらりと気軽に立ち寄れる気さくさが大好きです。
上野公園の不忍池のほとりにあるので、池を眺めながら食事ができます。
入店からエレベーターでの案内、座敷への案内と仲居さんの応対の手際の良さ老舗ならではの熟練のなせる技を見るだけでも大満足!
ウナギが美味しいのは申し分なくとても美味しく、老舗の料理人さんの腕、 小鉢類のちょっとした隠し味に工夫がしてあり、日本人に生まれて良かったとつくずく

千葉県成田山
30有余年の転勤生活にピリオドを打ってからというもの、初もうでといえば「成田山新勝寺」です。
そして成田山といえば「ウナギ」なんです。成田山の参道を歩けばそこはかとなくウナギを焼く煙とにおいが漂い、誰しもが「ウナギ腹」になるのです。

駿河屋
成田山といえば、ウナギ、ウナギといえば、駿河屋と川豊本店でしょう。2件とも甲乙つけがたく、両方行きます。
名物のウナギは、照りも良くタレの香ばしい匂いがたまりません! 先ずは一口 表面はパリッと焼かれており香ばしく 中の身は旨味と脂の甘みを楽しめてふっくらと柔らかいです。タレは濃厚ながらも繊細な味付けで、ウナギの風味や旨味をより豊かにします。
そして、ウナギの投稿ながら、ここに来る楽しみは、実はビールなんです。
サッポロビール赤星の大瓶

お通しに川魚の佃煮が付いてきます これもまた美味いのよ!たまりません!!
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