メニエール病の原因と症状、最新治療&芸能人

メニエール病とは、めまい、耳鳴りです。

どうも!はぎおまさるです!

日本全国津々浦々、転勤で住み歩き飲み食べ歩いた経験から、ヘルスケア情報を発信しています。

本稿は、提携先より有益な情報を選択編集してお届けしています。今回は、メニエール病の原因と症状、再診の治療方法です。発症してしまった主な芸能人の方たちもご紹介します。

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令和元年5月に「東洋医学」で改善の項【生漢煎 苓桂朮甘湯】

を加筆して更新しました。

辛い症状の改善の参考になれば幸いです。

記事更新日:2019.03.28

主な芸能人もご紹介しましょう。大丈夫、皆さん立ち直ってます。あなたも治せます!

回転性めまいが特徴の「メニエール病」

耳の症状「難聴や耳鳴り」を伴う/難聴・めまい

「難聴で相手の話が聞き取りにくい」「めまいがつらくて気分までふさぎこんでしまう」など、難聴やめまいに悩む人はどの年齢にもいて、悪化すると生活に支障が出ることがあります。「急に耳が聞こえなくなった」という場合は、すぐに受診したほうがいいことも。難聴やめまいなどの症状や治療法、受診の目安、日ごろの注意点などについて、聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科学教授の肥塚泉先生に聞きました。

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前の記事「グルグル回る「回転性めまい」で多いのが「良性発作性頭位めまい症」/難聴・めまい(9)」はこちら。

●回転性めまいが繰り返されるメニエール病とは?

メニエール病の特徴は、回転性めまいが1回だけではなくて、何度も繰り返されることです。

男性も発症しますが、近年は比較的、40歳代から60歳代の女性に多いです。1回のめまいの長さは10分程度から数時間程度。症状は次第におさまりますが、それが繰り返し起こります。めまいが起こる間隔は個人差があり、週に何度もめまいを起こす人もいれば、年に1回ほどの人もいます。メニエール病ではめまいと同時に「耳鳴り」「耳が詰まる感じ」「低音域が聞きにくい」などの難聴の症状を伴います。ほかに吐き気、嘔吐などの症状が現れることも。症状がおさまれば普段の生活に戻ることは可能ですが、ふらつきや耳鳴りが続くことがあります。

●原因は内リンパ液の過剰な増加。「ストレス」も関与か?

メニエール病は内耳のリンパ液が増えすぎて水ぶくれ(内リンパ水腫)になるのが原因です。内耳にある三半規管や耳石器、蝸牛の内部は内リンパ液で満たされています。何らかの原因で、内リンパ液が過剰に溜まって水ぶくれ状態になると、三半規管や耳石器の機能に障害が生じてめまいが発生します。蝸牛の機能に障害が生じると耳鳴り、耳が詰まる、難聴などの耳の症状も現れるのです。

内リンパ液が過剰に増える理由や原因ははっきりしていませんが、現在の段階で示されているのは「ストレス」が関与しているのではないかという考え方です。仕事や人間関係、子育て、家事、介護などでストレスを抱えている人に起こりやすいといえるでしょう。特に近年、女性のメニエール病患者の原因として増えているのは「介護疲れ」です。性格的にはきちょうめんで真面目な人に多いといわれています。

「ストレスの影響からホルモンの分泌バランスが乱れてしまい、『抗利尿ホルモン』という水分を体内に溜め込む働きがあるホルモンが多量に分泌されてしまいます。さらに何らかの原因が加わると内耳のリンパ液が増えすぎて、水ぶくれになると考えられています。抗利尿ホルモンの抑制がめまい解消の鍵になります」と肥塚先生。

●ストレスを受けやすく、メニエール病になりやすい人の特徴

・40歳代から60歳代の女性

・若い人、新卒者、定年前の人

・性格がきちょうめんで真面目な人

・責任感が強い人

・何ごとにもコツコツ努力する人

・おとなしくて、内向的な人

・人に頼まれたら断れない人

・物事がうまくいかないと落ち込む人

・とり越し苦労が多い人

・1人で何でも背負い込んでしまう人

●メニエール病の診断と治療法

めまいで受診すると問診で医師から「どんなめまいが、何回繰り返すのか」「耳の症状は起きているか」「めまいがおさまると耳の症状もおさまるか」など、めまいの状態と聴覚の症状を聞かれます。ろれつが回らない、顔の動きが悪いなど脳の異常が予想されるような症状がある場合は、CTやMRIなどの画像診断で脳の状態を調べます。耳に異常がある場合は聴覚検査が行われます。

「めまいが起きたとき、耳鼻咽喉科ではなくて内科を受診する人がいますが、良性発作性頭位めまい症(BPPV)とメニエール病の診断をつけるのは専門医でないと難しく、誤診されることもあります。めまいは耳鼻咽喉科やめまい外来などの専門の診療科で受診することが大切です」と肥塚先生。

メニエール病の治療では、気分転換や運動などで、めまいを改善する方法が行われています。内服薬では、原因である内耳の水ぶくれ(内リンパ水腫)から水分を排出するために、尿の排出を促す利尿薬を服用します。内耳の血液循環をよくする内耳循環改善薬を用いることもあります。

●メニエール病を発症した芸能人

忙しい芸能人や有名人ですが病気の治療に専念できているか心配ですよね。それではメニエール病を患ってしまった芸能人・有名人をご紹介します。

タッキー&翼の今井翼さん(ジャニーズ)

・今井翼さんのプロフィール

本名 今井翼(いまいつばさ)
生年月日 1981年10月17日
現在の年齢(2019年現在) 37歳
出身地 神奈川県
血液型 A型
活動内容 舞台、テレビドラマ、バラエティ番組
所属グループ タッキー&翼
所属事務所 ジャニーズ事務所
主な作品 ドラマ「ブラザーズ」、「ネバーランド」など
今井翼さんは滝沢秀明とのユニット「タッキー&翼」として活動してきました。ジャニーズダンス四天王の一人として名前をあげられているほどです。2014年11月12日にメニエール病を患って入院中であることが発表されました。

■ジャニーズJr全盛期を支えてきた存在
ジャニーズJr時代は滝沢秀明さんと共にその全盛期を支えた一人です。その独自のファッションセンスには定評があり、コンサート衣装とグッズのデザインを手掛けたりもしていました。

2018年3月に医師からメニエール病再発と告げられ、現在は一時活動休止中です。原因として「タッキー&翼」の活動休止や不仲説が囁かれていますが、詳細は不明です。しっかり休養をして復帰をして欲しいと、暖かいファンも多いです。

シドのマオさん(歌手)

・マオさんのプロフィール

本名 山口真生(やまぐちまさお)
生年月日 1977年10月23日
現在の年齢(2019年現在) 41歳
出身地 福岡県
血液型 AB型
活動内容 歌手、作詞家
所属グループ シド
所属事務所 マーベリック
主な作品 シングル「嘘」、「夏恋」など

マオさんは人気ヴィジュアル系バンド・シドのボーカリストです。バンドの楽曲は一度聴いたら忘れられないメロディと遊び心があるアレンジが特徴です。シングル「嘘」はシドと言ったらこれと言われるほどの大ヒット曲です。

■イケメンすぎると話題になることも多い存在

歌ももちろんですが身長173㎝でスラッとしたスタイルと端正な甘い顔立ち、イケメン有名人のでもあり話題になることも多い存在です。人見知りで恥ずかしがり屋な面もあるようです。

ライブ公演でも後ろや2階3階の席の人が楽しめているか、気を配っておりファンを大切にしているでも有名です。

2015年1月メニエール病との診断結果を発表しています。原因はライブ公演を控えたなかの過労だったようです。現在、メニエール病は落ち着いているそうです。

久保田利伸さん(歌手)

・久保田利伸さんのプロフィール

本名 久保田利伸(くぼたとしのぶ)
生年月日 1962年7月24日
現在の年齢(2019年現在) 57歳
出身地 静岡県
血液型 O型
活動内容 歌手、音楽プロデューサー
所属グループ 無し
所属事務所 FUNKY JAM
主な作品 シングル「LA・LA・LA LOVE SONG (with Naomi Campbell)」など

久保田利伸さんは日本が誇るR&B歌手です。平井堅さんのプロデュースなど音楽プロデューサーとしての一面もあります。シングル「LA・LA・LA LOVE SONG(with Naomi Campbell)」はロングバケーションの主題歌として大ヒットしました。

■自他ともに認めるファンキーな性格

天才的な歌唱力で有名な久保田利伸さんですが、自他ともに認めるファンキーな性格の持ち主です。実家が青果店を営んでおり、両親もファンキーな性格であるそうです。持ち前の明るさとその楽曲で人の心を明るくしてくれます。

2006年にメニエール病を患い、予定していたライブ公演を延期しています。原因は過労のようです。現在メニエール病の症状は出ず、落ち着いており精力的に活動されています。

ハイヒールのハイヒールモモコさん(漫才師)

・ハイヒールモモコさんのプロフィール

本名 小林聡(こばやしさとり)
生年月日 1964年2月21日
現在の年齢(2019年現在) 55歳
出身地 大阪府
血液型 O型
活動内容 漫才、バラエティ番組
所属グループ ハイヒール
所属事務所 よしもとクリエイティブ・エージェンシー
主な作品 テレビ「ちちんぷいぷい」、「よ~いドン!」など
ハイヒールモモコさんは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する女性漫才コンビハイヒールのひとりです。主に関西で活動をしており、2012年にコンビ結成30周年を迎えました。

■メニエール病は再発する病であることを世間にしらしめた存在
41歳の時にメニエール病を告白したハイヒールモモコさんですが、それは再発でした。20歳で最初に発症し、24歳で完治していたようです。しかし再度診断され、再発することがある病だという事を世間に知らしめました。

41歳の時にメニエール病を告白、20歳の時にもメニエール病を患っていた事を告白しています。原因となる要因は不明ですが、現在はその症状に悩まされることは無く落ち着いているそうです。

栗山英樹さん(プロ野球監督)

・栗山英樹さんのプロフィール

本名 栗山英樹(くりやまひでき)
生年月日 1961年4月26日
現在の年齢(2019年現在) 58歳
出身地 東京都
血液型 A型
活動内容 プロ野球監督、野球解説者・評論家
所属グループ 日本ハムファイターズ監督
所属事務所 日本ハムファイターズ
主な作品 著書「栗山魂」など

栗山秀樹さんは、現在野球解説者・評論家の一面を持ちつつも日本ハムファイターズの監督をされています。元プロ野球選手で、ヤクルトスワローズの外野手として活躍していました。
■現役時代はバッターボックスに立つたびにめまいとの戦い

プロ野球デビュー2年目、これからだという時メニエール病を発症されています。栗山英樹さんはバッターボックスに立つたびにめまいがしていたと語っています。原因として勝負をするスポーツ選手が故の過度のプレッシャーもあったようです。

現役3年目のオフの際にメニエール病の治療を始め、6年目にはゴールデングラブ賞を受賞して復活を果たしています。

鳥越俊太郎さん(ジャーナリスト)

・鳥越俊太郎さんのプロフィール

本名 鳥越俊太郎(とりごえしゅんたろう)
生年月日 1940年3月13日
現在の年齢(2019年現在) 79歳
出身地 福岡県
血液型 AB型
活動内容 ジャーナリスト、タレント
所属グループ 無し
所属事務所 無し
主な作品 テレビ「ザ・スクープ」など
鳥越俊太郎さんは、毎日新聞入社後編集長を経て報道番組のキャスターになり、ジャーナリストをされています。そのダンディな佇まいはお茶の間でも人気でした。東京都知事選に立候補でも話題になりました。

■がんで4度も手術をしている

65歳の際に直腸がんと診断され、その後肺や肝臓にも転移し4度の手術も経験しています。がんも克服し現在は食生活や生活習慣を見直し暮らしています。自身ががんになった事や、克服するためにした経験を語った書籍も出版されています。

2000年頃にメニエール病になっています。現在も耳鳴りなどのは続いているものの、生活習慣の改善もありめまいの頻度は抑えることができているようです。

増田恵子さん(歌手)

・増田恵子さんのプロフィール

本名 桑木啓子(くわきけいこ)
生年月日 1957年9月2日
現在の年齢(2019年現在) 61歳
出身地 静岡県
血液型 O型
活動内容 歌手、女優、タレント
所属グループ ピンク・レディー
所属事務所 ケイ・オフィス
主な作品 シングル「ペッパー警部」、「UFO」など

増田恵子さんといえばピンク・レディーのケイさんです。ピンク・レディーは1970年代に活躍したアイドルデュオで解散したものの幾度となく再結成されています。現在もライブ公演などで活動されています。

20代で突発性難聴を経験、その後同様の症状がみられ2010年にメニエール病を発症したとされています。
■ピンク・レディー再結成の際にメニエール病を発症

増田恵子さんが突発性難聴のあと、メニエール病を発症したのはピンク・レディー解散後から30年が過ぎ、活動再開の時でした。原因として、昭和のトップアイドルであった故のプレッシャーもあったのでしょう。

現在は症状は落ち着いているようです。テレビ出演はセーブされていますが活動をされています。

元モーニング娘。の加護亜依さん(歌手)

・加護亜依さんのプロフィール

本名 加護亜依(かごあい)
生年月日 1988年2月7日
現在の年齢(2019年現在) 31歳
出身地 奈良県
血液型 AB型
活動内容 歌手、女優
所属グループ 元・モーニング娘。
所属事務所 アップフロントプロモーション
主な作品 ソロシングル「no hesitAtIon」など
加護亜依さんといえば元「モーニング娘。」の人気メンバーの1人です。数々の困難がありましたが2018年、12年ぶりにハロー!プロジェクトのライブ公演に出演されています。2008年に自身のブログでメニエール病を発症した事を発表しています。
■自身のブログでその後の精密検査で過労だった事を報告

八代亜紀さん(歌手)

ブログでメニエール病発表後、後の精密検査でメニエール病ではなく原因は過労であることが判明し再度報告をしています。メニエール病はストレスや過労が関係していると考えられています。「睡眠を沢山とれば大丈夫」とファンを安心させてくれてました。

・八代亜紀さんのプロフィール

本名 増田明代(ますだあきよ)
生年月日 1950年8月29日
現在の年齢(2019年現在) 68歳
出身地 熊本県
血液型 B型
活動内容 歌手、画家
所属グループ 無し
所属事務所 ミリオン企画
主な作品 シングル「舟歌」、「雨の慕情」など
八代亜紀さんですが、芸名は熊本県八代市出身が由来です。ヒット曲として「舟歌」、「雨の慕情」が有名です。その他、女優や舞台で活躍の傍ら画家として個展も開催されており多才です。父親が亡くなった2日後にメニエール症を発症しています。
■デビュー前は銀座のクラブで働きながら生計を立てていた
八代亜紀さんは中学卒業後は地元・熊本でバスガイドとして働きますが、歌手になる夢を捨てきれず上京します。銀座のクラブで歌手として働きながら、生計を立てていたそうです。

21歳の時にプロ歌手としてデビューし歌謡コンクールで優勝、一気にその名は全国に広がりました。23歳の時に出した「なみだ声」がヒット、売れっ子演歌歌手のへと上り詰めました。

現在は絵を描く時間を入れる事でストレスが解消され、メニエール病の症状が軽減されているそうです。

相田翔子さん(女優)

・相田翔子さんのプロフィール

本名 相田翔子(あいだしょうこ)
生年月日 1970年2月23日
現在の年齢(2019年現在) 49歳
出身地 東京都
血液型 B型
活動内容 歌手、女優
所属グループ 元・Wink
所属事務所 アップフロントクリエイト
主な作品 シングル「淋しい熱帯魚」など

相田翔子さんはアイドルデュオ「Wink」で活動し活動停止後、ソロ活動や女優としても活躍されています。バラエティ番組では、「天然ボケキャラ」として注目されました。歌手以外にも、司会や映画出演など多才でもあり、愛されキャラクターです。

2008年、結婚した直後メニエール病を発症していますが診断前には突発性難聴の症状が出ていたようです。

■Wink30周年で一夜限りの復活
Winkですが2018年8月、結成30周年節目の年にNHKの歌謡番組で一夜限りの再復活を果たしました。大ヒット曲「淋しい熱帯魚」などを披露し、ファンも胸を熱くしました。現在、メニエール病の症状は治療の甲斐もあり落ち着いているそうです。

GENKINGさん(美容家)

・GENKINGさんのプロフィール

本名 田中沙奈(たなかさな)
生年月日 1985年11月18日
現在の年齢(2019年現在) 33歳
出身地 愛知県
血液型 A型
活動内容 美容家、タレント
所属グループ 無し
所属事務所 TWIN PLANET
主な作品 書籍「GENKING STYLE」など
GENKINGさんは「新しいおネエタレント」として注目されました。男性でしたが、2018年性別適合手術を受け女性になったことを自書の中で公開しています。戸籍も女性になり、本名を田中沙奈(たなかさな)に改名しています。

現在は美容家として活動する傍らタレントもされています。2015年6月にメニエール病を患っていると公開しています。

■注目されることで見栄を張り借金までしていた過去があるのだそう。

こんなにも芸能人もかかってしまっているのですね。驚きです。原因は過労・ストレスがやっぱり多いようですね。

●ストレスでメニエール病を発症した40歳代の女性の例

40歳代でメニエール病を発症した女性Aさん。最初、職場のパソコン画面がぼやけて焦点が合わなくなりました。自分でも「おかしい」と気づいたときには、激しい嘔吐に襲われてトイレに駆け込んだそうです。目の前の景色がグルグルと回り、目で追えないほどだったといいます。耳鼻咽喉科を受診して検査を受けた結果、聴力も下がっていてメニエール病と診断されました。抗めまい薬の服用と運動を行うと、2、3日でだいぶ体調がよくなりました。

原因は職場の異動でストレスが溜まっていたこと。その頃、部屋の空気、香水、自宅の庭の雑草など、あらゆる臭いにも敏感になっていたそうです。その後も、何度かグルグルと回る激しいめまいに襲われましたが、薬を2カ月服用し運動も継続。発作は次第に減っていきました。

<教えてくれた人>

肥塚泉(こいづか・いずみ)先生

聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科学教授。同大学卒業後、大阪大学医学部耳鼻咽喉科、米国ピッツバーグ大学医学部耳鼻咽喉科などを経て2000年より現職。「めまい外来」を担当し5万人以上の診察にあたる。日本耳鼻咽喉科学会(理事、評議員、専門医)、日本めまい平衡医学会(理事、専門会員、評議員、めまい相談医)。著書に『図解 専門医が教える!めまい・メニエール病を自分で治す正しい知識と最新療法』(日東書院)などがある。

メニエル病とは?診断と治療法

メニエル病とは

記事更新日:2018.05.01 20:25  メニエルは、フランスの19世紀の医師の名前です。メニエルが1866年に発表した「白血病で亡くなった少女の側頭骨に出血があったことから、めまいは内耳の病気にある」と述べた論文が高く評価され、後世の人が、この少女がめまい、耳鳴り、難聴を呈したことから、類似の症状をメニエル病と呼ぶようになりました。
 メニエル病の現在の診断は、1.回転性めまい発作をくり返す、2.低音部の難聴を伴う。めまい発作をくり返すたびに難聴が進行する、3.めまい発作の前駆症状として耳鳴りが生じ、発作時は耳鳴りが強くなる、4.バランスがとれなくなる、5.悪心(おしん)・嘔吐(おうと)を伴う、が重要な判断の要素です。
 メニエル病の原因はいまでもわかりませんが、ストレスや睡眠不足が引き金となりやすいのです。急性期は、からだを動かすとめまいがさらに誘発されることが多いため、症状の出現しない体位をとり安静にします。

メニエル病の治療

発作期には炭酸水素ナトリウムの静脈注射、鎮静薬、制吐薬を用います。落ちついてくると鎮暈(ちんうん)薬、ビタミン薬、抗不安薬などを用います。また、こまめに水分を補給すること、十分な睡眠をとりストレスをかかえないこと、有酸素運動をすることがすすめられています。これらの治療で軽減せず、発作をくり返して生活に支障がある場合は、内リンパ嚢開放術などの手術も適応となります。難聴が重い場合は残存聴力を犠牲にした内耳破壊術や脳外科による前庭神経切除術もあります。近年では保存的療法を選択することがふえていますが、生活に支障がある場合は外科的療法も選択肢となります。
メニエル病はめまいの病気のなかでもっとも深刻なため、耳鼻咽喉科のめまい専門医によく診てもらうことが大切です。めまいをうったえる病気は多数ありますが、真のメニエル病はまれであり、めまいの専門医でなければ正しく診断ができません。できるだけ早く専門医を受診するようにしましょう。オリジナルサイトへ

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第2類医薬品【生漢煎 苓桂朮甘湯】

(しょうかんせん りょうけいじゅつ かんとう)

「生漢煎 苓桂朮甘湯」(りょうけいじゅつかんとう)は,「気」を補って動悸、のぼせの症状に用いられるとともに、 4つの生薬処方で水分の偏在を調整して溜まった「水」をとり除きます。 めまい、耳鳴りを感じることが神経への負担となるので、その症状にも対応します。 不安やイライラしやすい神経症にも効き、症状を改善します。

コチラを参照ください。辛い症状の改善にお役に立てれば幸いです



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図解 専門医が教える! めまい・メニエール病を自分で治す正しい知識と最新療法

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内容紹介

歩くとフワフワする、周囲がグルグルまわる、つねに耳鳴りがする……このような不快な症状で悩んでいませんか? このような症状はつらいものですが、

じつは、めまいの大半は日常生活を見直すだけで改善できるのです。それは、通常のめまいは運動不足やストレス、悪い姿勢などが原因で起こることが多いからです。

本書では、めまいが発生するメカニズムをわかりやすく解説し、診断法は最新の治療法、日常生活を改善して症状を和らげる具体的な方法まで、専門医がやさしく教えます。

【主な内容】

序章 あなたのめまいはどのタイプ?

症状から探る、めまいの種類

第1章 注意したい! めまい 心配ない! めまい

めまいの危険度チェック

第2章 めまいを伴う疾患(1)浮遊耳石症・BPPV

めまいを伴う疾患の7割強を占める「運動不足病」

第3章 めまいを伴う疾患(2)メニエール病

浮遊耳石症・BPPVに次いで多い「ストレス病」

第4章 自分でできるめまい解消法

めまいのタイプごとに具体的な対策を紹介

内容(「BOOK」データベースより)

知ると安心!寝返り体操と簡単な運動でめまいを解消。運動不足とストレス過多の人は要注意!!

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